悪い子の6CK4アンプ製作
製作過程

部品配置

標準シャーシ上の部品配置は下の写真の通りです。

内部

内部の配置

下の写真は部品間配線が終了し、配線の結束、コンデンサや抵抗器の取り付けを行う前の内部状況です。

配線の手順

私の場合内部配線は以下の手順で組んでいきます。

  1. 主要部品の配置と信号の流れを決める。
  2. 主要部品の周囲に取り付けられるコンデンサや抵抗器の点数に応じたラグ板を適当に配置(多めに)する。
  3. 方眼紙等に主要部品とラグ板のラフスケッチを描く。
  4. ラフスケッチ上で取り付けるコンデンサや抵抗器の配置とそれらを結ぶ配線を試行錯誤する。
  5. ラフスケッチ上で取り付けるコンデンサや抵抗器の配置とそれらを結ぶ配線を決定する。
  6. 配線部分だけを組み上げる。 配線同士しか結ばれない取り付け穴は半田付けしてしまう、コンデンサや抵抗器と共に付く配線は軽くからげておく。この状態が上の写真です。
  7. コンデンサや抵抗器を取り付ける。
  8. 作業の都合上、最後に行った方が良い配線、今回のアンプでは入力端子からボリュームまでのシールド線の配線を行う。
  9. 結束バンドで配線を纏めて綺麗に仕上げる。

要点としては、

を守りましょう。 間違いなく、結構綺麗に配線できます。

配線の実装法

配線実装は以下の順で行っていきます。私はAC100Vやヒーターの配線を撚りません。最後も結束バンドで纏めるだけです。

  1. AC100V関係の配線を行う。
  2. ヒーター関係の配線を行う。
  3. グランド関係の配線を行う。
  4. 電源関係の配線を行う。
  5. 信号関係の配線を行う。
  6. 入力のシールド線の配線は、部品を取りつける時に行います。

グランドの配線に母線は用いません、回路図に書かれたグランド配線の結線順番通りに配線を行っていきます。近くにグランドがあっても安易に結ばず回路図の結線順序を守ります。回路図ではグランドは一直線に書かれていますが、実際の部品配置は直線状ではありませんので、部品配置に準じてグランド配線も右往左往する事になります。

部品の実装法

部品実装が済んだ内部です。
電源トランス周辺


入力ボリューム・位相反転段周囲と出力管6CK4周囲
位相反転段のFETはボリューム直下のラグ板に配置されていますがコンデンサの影で見えません。


6SC7差動電圧増幅段周囲

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