完全差動型バランス/アンバランス駆動ヘッドホンアンプの製作

2017 (c) S.Yoshimoto
2019 Dec. Update

本ヘッドホンアンプは Model10完全差動バランス出力ヘッドホンアンプ(完成品) としてソフトンより販売されます。
ご購入ご希望の方は下記ページをご参照下さい。
http://softone.a.la9.jp/Model10/M10-1.htm

高音質な据置型ヘッドホンアンプを目指して

ヘッドホンのバランス駆動による高音質化が注目されています。
バランス駆動の音質的優位性とバランス駆動に適した回路構成を求めた据置型ヘッドホンアンプを製作します。
家でじっくりと音楽を聴くのに適した据置型ヘッドホンアンプです。

良質なバランス駆動とアンバランス駆動出力を同時に得られる完全差動型アンプ

普通のヘッドホンも使える利便性の為に、バランス駆動出力と従来のアンバランス駆動出力の両方を備えます。
アンバランス出力ではバランス出力の片側(プラス側)だけを用います。

入力は最も一般的なRCAピン(アンバランス)入力です。ヘッドホンアンプ内でアンバランス→バランス変換を行います。
アンバランス→バランス変換をするには幾つかの方法があります。

  1. 反転アンプと非反転アンプの組み合わせ
  2. 計装アンプ
  3. バランスアンプ(山水のXバランス回路等)
  4. 完全差動アンプ

1と2は2個のアンプの組み合わせで構成され、プラス側とマイナス側で回路形式が異なったり、信号経路長が異なったりします。
3は単一アンプで駆動されるのでプラス側とマイナス側の回路形式や信号経路長は同一ですが、対グランドの安定度が低くアンバランス用に片側(プラス側)のみを取り出すのに不適です。
4の完全差動型も単一アンプで駆動されプラス側とマイナス側の回路形式や信号経路長は同一です。対グランドの安定度も高くアンバランス用に片側(プラス側)のみを利用できます。
このヘッドホンアンプは完全差動型を用います。

高音質

高音質を目指し、オペアンプを用いずに個別部品(ディスクリート)により製作します。
半導体にはONセミコンダクタ製のデュアルMOSFET、デュアルNPNTr、デュアルPNPTrを使用。
抵抗器は1/2W大型品、コンデンサは低インピーダンス型等の良質な個別部品を用います。

広帯域

全段直結DCアンプ構成です。ハイレゾ再生に対応したDC~250KHzの広帯域です。

保護回路

高価なヘッドホンを保護する保護回路を備えます。
保護回路は以下の条件でヘッドホンを切り離します。

バランス出力のステレオアンプでは4個の出力があるので保護回路も大規模になります。
保護回路はPICマイコンを用いて簡潔に実現しました。

高集積基板

アンプ回路本体、ヘッドホン端子、電源回路、保護回路等殆ど全てを1枚の基板に搭載しました。

目次

以下、その設計と製作を行います。

ご試聴機のお貸出し

完全差動型ヘッドホンアンプの音質にご興味をお持ち頂きました方々に試聴機のお貸出しをさせて頂きます。
お貸出しの条件は

貸出し希望の方は下記ご記入頂いたメールを筆者にお送り下さい。

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