相補式無帰還ヘッドホンアンプの製作
測定

2018 (c) S.Yoshimoto

特性一覧

アンバランス出力
最大出力 32Ω負荷 400mW
増幅度 8dB
2.5倍
周波数特性 1.5Hz〜500KHz (-3dB)
歪率特性 10mW 0.02%
100mW 0.05%
400mW 7%
残留雑音 無補正 50μV
残留雑音 JIS-A補正 14μV
入力換算雑音 無補正 20μV
入力換算雑音 JIS-A補正 5.6μV

FRAplusと歪率測定アダプタ、AnalogDiscoveryの組み合わせにて測定
雑音特性はシバソク AM70Aオーディオアナライザにて測定

周波数特性

FRAPlus自動測定アプリとAnalogDiscoveryの組み合わせにて測定

帯域は1.5Hz〜500kHz(-3dB)と広帯域です。無帰還である事を感じさせません。

歪率特性

FRAplusと歪率測定アダプタ、AnalogDiscoveryの組み合わせにて測定

無帰還にも関わらず低歪率が実現できました。
100mW出力で0.05%です。目標の0.1%を下回りました。
10mWでは0.02%で測定系の測定限界です。100uW〜10mWまでは測定系の限界値なので実際はもっと低歪かもしれません。
1kHz,10kHz,100Hzの歪率も良く揃っています。
100Hzのみ50mW〜250mWで少し悪い値になっています、NchドレインとPchドレインを結合するコンデンサ(1000uF)の値が少し不足なのかもしれません。
最大出力は目標の0.5Wを下回り0.4Wでしたが、0.4Wでもヘッドホンには十分な高出力です。

歪内容分析

FRAplusにて分析

クリップの兆候が現れる0.2W出力までは偶数次調波が主体です。
多くの歪打消し技法では偶数次調波が打ち消され奇数次調波が主体として残るのですが、
相補式では逆に偶数次調波が主体となっています。


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