相補式無帰還ヘッドホンアンプの製作

2018 (c) S.Yoshimoto

真の高性能ヘッドホンアンプを目指して

負帰還に頼らず、増幅回路自体が低歪率で広帯域なヘッドホンアンプを製作します。
自然で素直で飾り気のない、優しく温かな音質が目標です。
ゆったりと音楽を聴くのに適した据置型ヘッドホンアンプです。

相補式増幅回路

半導体の入出力の関係は指数関数をしています。
直線(一次)関数ではない為に出力信号に歪が生じます。
半導体には相補関係にあるNch素子とPch素子があり互いに電圧・電流の方向が逆向きの指数関数を持ちます。
生じる歪も逆向きとなるので、Nch素子とPch素子の出力を合成すると歪は打消し合い、低歪率の出力が得られます。

単純明快な4石増幅回路

ヘッドホンアンプは電圧増幅段と出力段で構成されます。
電圧増幅段はMOSFETのソース接地増幅回路です。
出力段はヘッドホンへの電力供給に適したダーリントンTrのエミッタフォロワです。
電圧増幅段に1石、出力段に1石、それを相補式とする為のNchとPchがあり、計4石で構成されます。
単純な回路です。
差動だのカスコードだの、カレントミラーだのと言った複雑な回路を含みません。

高音質

高音質を目指し、オペアンプを用いずに個別部品(ディスクリート)により製作します。
東芝製のNch/PchデュアルMOSFET、FAIRCHAILD製ダーリントンTr、
1/2W大型抵抗器、大容量電界コンデンサ等の良質な個別部品を用います。

保護回路

高価なヘッドホンを保護する保護回路を備えます。
保護回路は以下の条件でヘッドホンを切り離します。

全部載せプリント基板

アンプ回路、音量調節ボリューム、ヘッドホン端子、電源回路、保護回路等殆ど全てを1枚の基板に搭載しました。

目次

以下、その設計と製作を行います。

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